午後2時を過ぎた頃、トノが雄叫びをあげまくっていました。
また、カラスがカーカーしつこく鳴く声が聞こえました。
何だか騒がしいのが気になって、マルオさんが茶々たちを見に行ってくれました。
そして、帰ってきたマルオさんが『やばい、茶々たちがみんないない!!』と。。。
(茶々の騒動の始まりです!!)
外に出て空を見上げれば、猛禽類が2羽ぐらい飛んでるのが見えました。
カラスも山から山へと飛んでいます。
そしてトノは自分たちのエリアの中で、一生懸命、雄叫びをあげているのですが、
茶々たちの姿がなく、その雄叫びもとてもむなしく感じました。
トノ&茶々たちのエリア内、そして敷地を見て回っても、茶々たちの姿はありませんでした。
空を飛んでいる猛禽類から想像して(考えたくはないけど)茶々たちの残骸も探しましたが、
1羽分も見つかりませんでした。
余談ですが、トノは、11月に茶々の1羽が襲撃されて以降、野生のスイッチが入りました。
車や散歩する人や犬を見かけると、威嚇と思われる雄叫びが始まります。
また朝晩、鶏舎の開け閉めをしているマルオさんを追いかけてきては、
エリマキトカゲのように首を太くして、羽をバサバサさせて敵意むき出しでタックルしてきます。
そんなトノを最初は、飼い主に対してなんたる暴挙!と思っていたのですが、
トノの様子を見ていると、茶々たちを守る使命感のようなものを感じるようになりました。
普段のトノは、3羽の茶々たちから付かず離れずで、周囲を監視しています。
猛禽類が旋回すれば、茶々たちと一緒に鶏舎に避難することも覚えたようでした。
そんなトノが一緒にいるのに、3羽いっぺんにいなくなるって不思議で仕方なかったのですが、
現実、茶々3羽ともいないんだから受け入れるしかなく、、、、
せめて茶々たちの残骸だけでも探そうと、モモタを連れて散歩にでかけました。
(マルオさんも探すのを諦めて、軽トラで出かけていきました)
空を見上げたり、カラスの鳴く方向を見たり、地面を探したりしながらのモモタの散歩。
マルコは半べそな、とってもブルーな気持ちで散歩してました。
やっぱり見つからないな〜って思って歩いていたら、なんと発見したんです!!
amane敷地の境界の上段にあるご近所さんの畑の隅っこで、
足でキュッキュしながら呑気に食べてる茶々を見つけました!!
いた〜〜〜〜〜〜〜〜!! よかった〜〜〜〜〜〜!!と思ったのですが、
どう見ても2羽しかいません。
1羽は、やっぱり空に連れて行かれちゃったのかな〜って思っていたら、
端っこの方から、また呑気に歩いてくる茶々がいるじゃないですか!!
いた〜〜〜〜〜〜〜〜!! みんないた〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!って喜んじゃいました。
さて、見つかったはいいけど、ここはご近所さんの畑。
敷地隣の畑と言えど、法面を降らなくてはいけないし、モモタもいる。
どうやって3羽の茶々を連れて帰るか、マルコなりに考えた結果、
『コ〜コッコッコッコ』って言いながら、誘導してみました。
・・・・もちろん、そんな誘導に乗るはずもなく、途方に暮れていたところ、
マルオさんが軽トラで帰ってきました!!
すんごい大きな声でマルオさんに向かって
『茶々たち、みんないたよ〜〜〜〜〜 迎えにきて〜〜〜〜』と叫びました。
結局、マルオさんが茶々たちを敷地方向に誘導し、最後は網ですくってエリアに戻しました。
この網を持ってエリアの外で茶々たちを追いかけてるマルオさんを、
エリアの内側でトノは鳴き方を変えて威嚇しながら追いかけていて、
そんなトノを見ていて、茶々を守ろうとする愛を感じちゃいました(笑)
結局のところ、猛禽類に連れて行かれたのではなく、茶々たちの大脱走でした。
無事、トノのところに戻れて何よりです。
茶々たちの脱走中、椎茸名人が持ってきてくれた茶々&トノの大好物『鮭のあたま』
明日から少しずつエサの中に入れておくから、楽しみにしてて!!